オンライン会議中、「今、何が話されているんだろう?」「何が決まったんだっけ?」と、話についていけなくなることはありませんか?🤔
そんな時、Google Meetに「Ask Gemini(アスク ジェミニ)」というAIの秘書役が加わりました。これは、会議の内容をその場でまとめてくれたり、質問に答えてくれたりする便利な機能です。
この記事を読めば、Ask Geminiの以下の点がわかります。
- Ask Geminiの基本的な使い方
- 会議の効率を上げる活用法
- 安全に使うための大切な注意点
リモートワークで多くの会議に出る方や、会議の準備・振り返りに時間がかかっているチームのリーダーにとって、仕事の効率をグンと上げる味方になるでしょう。
Ask Geminiって何?会議を助けるAIの秘書役 🤖
Ask Geminiは、Google Meetの会議中にすぐ使えるAIの秘書役です。会議の参加者がGeminiに質問したり、会議の内容を要約してもらったりできます。長い会議でも大切なポイントを見逃さず、効率よく状況を把握できます。
これまでのGoogle MeetのAI機能は、会議が終わってから議事録や要約を自動で作るものでした。しかし、Ask Geminiは会議の真っ最中にすぐ対応してくれるのが大きな特徴です。
例えば、会議に途中から参加しても「これまでの議論の要点を教えて」と尋ねれば、すぐにまとめを受け取れます。
Ask Geminiが質問に答えるときには、次の情報源を活用します。
- Google Meetでの話された言葉(その場で文字になったもの)
- Google検索や公開されているインターネットの情報
- アクセスできるGoogle Workspaceの文書
- 見られる範囲のGmailの内容
これらの情報をまとめて使うことで、会議の流れに合った正確な答えを出してくれるのです。
利用するための条件と対応環境 💻📱
Ask Geminiを導入する前に、まず利用できる条件を確認しましょう。
Ask Geminiは、企業向けのGoogle Workspaceに追加できる有料サービスです。一般的な無料のGoogleアカウントや個人向けの契約では使えません。
ご自身の会社や組織の契約プランが対象かどうか、事前に確認しておくことが大切です。
利用できる主なプランは以下の通りです。
- Gemini Enterprise 追加サービス
- Gemini Business 追加サービス
- Gemini Education 追加サービス
- Gemini Education Premium 追加サービス
- AI Meetings & Messaging 追加サービス
これらの追加サービスをGoogle Workspaceに加えることで、Ask Geminiが使えるようになります。費用や契約条件は、Googleの公式サイトで最新の情報をご確認ください。
基本的に、パソコンで使うGoogle Meetが対象です。インターネットを見るソフトは、Chromeの最新版がおすすめです。会社や組織の管理者がGoogle Workspaceの管理画面からこの機能を有効にする必要があるため、利用する前に担当者に確認しておくとスムーズです。
Ask Geminiの利用条件一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応プラン | Business Standard・Business Plus・Enterprise Standard・Enterprise Plus |
| 非対応プラン | Business Starter・無料Googleアカウント・Workspace Individual |
| 対応機器 | パソコン(Chromeなど)・Androidスマホアプリ・iPhoneアプリ・iPad/Androidタブレット |
| 非対応環境 | Meet専用機器(会議室のデバイス)・グループ分けされた小部屋(ブレイクアウトルーム) |
| 対応言語 | 日本語・英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語(合計8言語) |
Ask Geminiの始め方 ▶️
Ask Geminiは、パソコンでもスマートフォンでも簡単な操作で使い始められます。
ただし、初めて使う前に、会社の管理者がGoogle Workspaceの管理画面でAsk Geminiの機能を有効にしておく必要があります。また、Google Meetのアプリも最新の状態に更新しておきましょう。
準備が整ったら、以下の手順で起動できます。
パソコンでの起動手順
- Google Meetで会議を始めるか、参加する
- 画面右下のGeminiのマークをクリックする
- 画面の横にパネルが開き、Ask Geminiと会話できるようになる
スマートフォンでの起動手順
- Google Meetアプリで会議に参加する
- 画面下部のメニューからGeminiのマークをタップする
- チャット形式でAsk Geminiに質問できる画面が表示される
このAIのマークは、会議の参加者が2人以上になると現れます。AIとのやり取りは、質問した本人だけに表示され、他の人には見えません。だから、安心して何でも聞けます。
どんな場面で役立つ?Ask Geminiの便利な使い方 ✨
Ask Geminiを活用すると、会議中に情報を集めたり、記録する手間を減らしたりできます。単なる議事録を作る道具としてだけでなく、会議の質を高める様々な使い方ができます。
- 会議中の話された言葉をその場で要約し、大切な点を自動で抜き出す
- 会議に途中から参加しても、それまでの議論の内容を素早く把握する
- 聞き逃した部分や、よくわからなかった点をその場で質問して確認する
- 外出先やスマホから会議に参加する際も、情報を見逃さないように補ってくれる
これらを活用することで、メモを取る時間を減らし、議論にもっと集中できます。複数の会議が重なった場合でも、Ask Geminiを使えば効率的に状況を把握できるでしょう。
ここからは、それぞれの機能が具体的にどんな場面で役立つかを見ていきましょう。
話の要点をまとめて議事録も自動作成 📝
Ask Geminiは、会議中の話された言葉を、AIがその場で文字にし、すぐに分析して要約してくれます。この処理は裏側で自動的に動いているため、参加者は議論に集中しながら、必要な時にいつでも内容を振り返ることができます。
議事録の作成に役立つ質問の例は次の通りです。
- 「今の議論を要約して」
- 「決まったことを教えて」
- 「次にすべきことは何ですか?」
- 「次回までの担当と期限をリストアップして」
AIが、決定事項や担当者、期限などの大切な情報を自動で抜き出してくれるので、会議後の議事録作成の手間を大幅に減らせます。ただし、AIが作った内容は必ず人間が確認し、必要なら手直しして、より正確な議事録に仕上げましょう。
途中参加や聞き逃しても安心 👂
会議に遅れて参加した場合でも、Ask Geminiがあればすぐに会議の状況を把握できます。画面の横にあるパネルからAsk Geminiを開き、「これまでの議論を要約して」と入力するだけで、それまでの会議内容の要点がすぐに表示されます。
途中参加の際に役立つ質問の例はこちらです。
- 「会議の最初に何が決まりましたか?」
- 「これまでに出た主な意見を教えてください」
- 「今、何について話し合っていますか?」
この機能のおかげで、遅れてきた人が他の人に「今、何の話ですか?」と尋ねる必要がなくなります。会議の流れを止めることなく、自分のペースで状況を把握し、スムーズに議論に参加できるのです。
聞き逃した部分も同じように質問すれば、大切なポイントを見逃さずに済みます。
外出先でも会議の状況を把握 🚀
2026年2月からは、Ask GeminiがiPhoneとAndroid両方のスマホアプリで使えるようになりました。移動中や出張先など、どこにいても会議の内容を文字で追いかけられます。
外回りの多い営業担当者や、出張が多いビジネスパーソンにとって、移動時間を有効活用しながら会議の進捗を把握できるのは大きな利点です。
ただし、スマートフォンで使う際にはいくつか注意点があります。AIの画面を開くと、会議の映像が見えにくくなることがあります。
そのため、会議の映像を見たい時とAIの要約を確認したい時で、画面を切り替える必要があります。また、地下鉄や山間部など、電波の悪い場所では、AIの返事が遅れたり、一時的に使えなくなったりすることも。
移動中は要約の確認に集中し、細かい議論が必要な時は電波の安定した場所で会議に参加するなど、状況に合わせて使い分けるのが賢い使い方です。
日本語での利用と、大切なセキュリティ・プライバシーの話 🔒
Ask Geminiは主に英語圏での利用を考えて作られていますが、日本語への対応も少しずつ広げられています。日本語での質問や要約も一部使えますが、英語で使う場合と比べて、正確さや返事の速さに違いが出ることがあります。
ビジネスで使う上でとても大切なのが、情報の安全な管理と個人情報の保護です。Ask Geminiは会議で話された言葉やチャットの内容を処理するため、会社や組織のルールに合わせた使い方を求められます。
- 会議のデータがどのように保存され、処理されるのか
- AIが学習するためのデータとして使われることはあるのか
- データの保管期間と、消し方はどうなっているのか
といった点を事前に確認しておく必要があります。特に、大切な秘密の情報や個人情報を扱う会議では、管理者が設定を確認し、参加者全員に事前に説明することが不可欠です。
Google Workspaceの管理画面では、Ask Geminiの利用を会社全体や部署ごと、チームごとに制限する設定ができます。これにより、セキュリティの基準に合わせて柔軟に対応できるでしょう。
日本語の対応状況と注意点 🇯🇵
Ask Geminiは2026年2月から、日本語を含む8つの言語で使えるようになりました。しかし、一つの会議で使える言語は一つだけです。
会議を始める時に設定した言語でAsk Geminiが動くため、色々な国の言葉が飛び交う国際会議では、事前にどの言語を使うか決めておくことが大切です。
日本語対応の正確さには、次のような制限があります。
- 日本語特有の丁寧な言い方や、あいまいな表現の細かいニュアンスをAIが正確に理解できないこともあります
- 英語と日本語が混じった会議では、要約の正確さが落ちる可能性があります
- 専門用語や業界特有の言葉の認識には、ばらつきが出ることがあります
Ask Geminiが作るものは「要約」であり、話された言葉を一字一句そのまま記録する「逐語録」ではありません。もし発言を一言一句記録したい場合は、Google Meetの文字起こし機能(トランスクリプト)を併用してください。特に、大事な契約の話や、法律に関わる記録が必要な会議では、AIの要約だけでなく、文字起こし機能も併用するなど、使い分けが重要です。
会議データの安全な管理について 🛡️
Ask Geminiを使う際、会議の音声データはGoogleのサーバーで一時的に処理されますが、会議が終われば記録は残りません。また、あなたがAsk Geminiに質問した内容や、その回答は、質問した本人しか見ることができません。他の参加者や会社の管理者にも共有されないので、ご安心ください。
大切な秘密の情報を扱う会議では、会社としてAsk Geminiの利用を制限できます。管理者はGoogle Workspaceの管理画面から、会社全体、特定の部署、または特定のチームだけでこの機能を使えなくする設定ができます。
Ask Geminiが作った要約や議事録を会社の外の人と共有する場合には、社内の情報管理ルールに必ず従いましょう。
AIが作った内容であっても、元の会議に大切な秘密の情報が含まれていたら、その扱いは慎重に行う必要があります。会社のセキュリティ方針と矛盾がないかを確認しながら、上手に活用してください。
まとめ
Google MeetのAsk Geminiは、AIの力を借りて会議の仕事の効率を大きく上げる機能です。会議中にすぐ内容を要約したり、議事録を自動で作ったりすることで、参加者はメモを取る手間から解放され、議論にもっと集中できるようになります。
会議に途中から参加してもすぐに状況を把握できる、聞き逃した内容を確認できる、外出先からスマホで会議の内容を追いかけられるなど、様々な働き方に対応し、会議への参加がずっと楽になります。
利用するには、企業向けのGoogle Workspace契約と、適切な設定が必要です。日本語での利用状況や、大切な会議データの管理、個人情報の保護についてもよく理解した上で活用しましょう。
このAI機能を上手に取り入れることで、チーム全体のコミュニケーションがスムーズになり、仕事の質も高まることが期待できます。